サンボニファス
フレンチ系コミュニティ

マニトバは、安定した雇用の機会と失業率の低さで、ここ数年カナダ新移民の人気を集めている州です。カナダ統計局の発表によると、2011年の毎月の失業率の低さがカナダ全州で一番、または2番となっています。マニトバでは製造業を中心とする民間企業の経済状況がよく、州全体の経済活動が健全で安定した状態に保たれています。

2009年春には「The Worker Recruitment and Protection Act」という雇用に関する不当な契約を規制する法律を発足するなど、外国人労働者がマニトバ州内で安心して就労できる環境作りにも努めています。フィリピン、ドイツ、中国、インド、イスラエルなどを中心に、マニトバ州への移民の数は増えており、ここ2年あまりでカナダ新移民にとってもっとも人気のある州のひとつとなりました。

マニトバに在住する89%のカナダ移民がフルタイムの仕事に従事し、そのうち95%が現在の職場に満足で退職の意思はないと答えており、マニトバは移民の雇用率が一番高く、同時に移民の失業率が一番低い州となっています。

Exchange District-エクスチェンジ・ディストリクトダウンタウン北部のエリアで、20世紀初頭に北米でもっとも急速に発展している都市のひとつとして、『北のシカゴ』と呼ばれた当時のウィニペグの中心地です。旧市街として、今でも当時の面影を残す古く趣のある街並みを見ることができます。
オールドマーケットスクエアから出発する約一時間半のツアーに参加すると、このエリアの歴史や建物について学ぶことができます。かつて20もの銀行ビルが立ち並び、Bankers's Rowと呼ばれた通りには、今も9つの建物が当時のまま残されています

St. Boniface-サンボニファス五大湖以西でもっとも大きなフレンチ系コミュニティで、多くのフレンチカナディアンが暮らすエリアです。
サンボニファス博物館では、フレンチカナディアンの歴史や生活について知ることができます。1908年に建設されたサンボニファス大聖堂は1968年に火事にあうという悲しい歴史を持った建物ですが、北アメリカ最古のオーク材建築物として今でも外観の一部が残されています。

Corydon Avenue-コリドンアベニューかつてリトルイタリーとして知られたエリアで、今でもクラシックなイタリアンレストランやエスプレッソカフェ、フレッシュなフルーツで作られたジェラート屋などが当時の面影を残しています。最近は日本食やインド料理など、多国籍なレストランが集まる場所となっています。
CFLのチャンピオントロフィーのグレイカップの生みの親であるEarl Greyにちなんで名付けられた学校があり、西カナダ最初の中学校として知られています。